シナイの王国

演劇部顧問ナカムラのあれこれ

脚本以前2

続き
Ⅱ スタイル (平成17,18年)
場面転換、暗転なし
三一致の法則(時の一致、場所の一致、筋の一致)
六〇分を六〇分で、場所は一定、役も一定

話題を積み重ねる。行動に目的がある。絵として成立すること。
関係性の表現、場の表現、空気を作る。
筋を追うことを主眼としない。
思想の伝達ではなく、世界の表現。

Ⅲ 脚本
①脚本の役割
 設計図。演劇は脚本の表現ではない。
②人物
 人物は関係によって表現される。(自分のことばっか言ってる人は嫌われる)
 他人との関係、距離によってその人が分かる。
 行動と台詞はあるいは結びつき、あるいは齟齬、乖離を生む。
③話題
 話題は掘り下げない、話題は積み重なる。
 話題は何でもいい。
 ただ、こじゃれたこと言わない、小難しいこと言わない。
④主題k
 舞台上のすべてによって表出されるべき。脚本だけで現れるものではない。この項続く。