シナイの王国

演劇部顧問ナカムラのあれこれ

山梨オープン2020~2022

山梨オープン小演劇祭は甲府昭和高校演劇部が主催して2008年3月に第1回を山梨県立文学館で開催、2012年からは甲府南高校演劇部が主催、2014年からは会場を甲府南高校フロンティアホールに移して2019年3月の第11回まで実施しました。

他県から1校か2校、山梨から1校を招いて、甲府南がその年度の大会参加作品を上演、その前年度の大会参加作品を卒業したばかりのOBが戻って来て上演、という形が整ってきたところで、2020年3月の山梨オープンから21年3月、22年3月と3回がこのコロナ禍で中止。

第1回は前橋南と土浦第一甲府昭和の上演で秩父農工の若林先生と越智優さんのアフタートーク付きという豪華版。次の年が阿部順率いる柏の葉が『インディアン・サマー』を上演。2011年3月の震災直後は場所を甲府昭和高校の紫映館で秩父農工との対バン。14年からは照明音響舞台客席を部員が組んで上演。高校演劇小劇場派の実験場所のつもりでやっていました。

大学に合格して卒業の3月に上演するのが楽しみだったようですが、こればかりはどうしようもない。

どちらにしても他校を呼ぶのは難しいことはわかっていたので、甲府南の単独開催のつもりでした。2020年3月の第12回はやはり中止になった新潟春季全国で上演する予定だった『イノセント鉄道とぼく』、3年生も交えた『秘密の花園』。2021年3月は『スーパーリリックとマサコさんの帰還』、『イノセント鉄道とぼく』。2022年3月はOBにも声をかけて、大会参加作品『歌は言葉の花』、前年度の大会参加『スーパーリリックとマサコさんの帰還』、OBの『秘密の花園』、『マナちゃんの真夜中の約束・イン・ブルー』、書下ろし新作『付けと転じ』を上演するつもりでしたが、緊急事態宣言で中止。

22年4月に退職、再任用は別の学校、教員生活初めての部活顧問なし、生徒会係、今ここ、に至ります。

平成元年から演劇部顧問でしたが、久しぶりに演劇の上演に関わらない一年になります。