シナイの王国

演劇部顧問ナカムラのあれこれ

コミュニケーション

そうは言ってもコミュニケーション力をつけるには、否応なくしかも無理なくしゃべるを得ない状況を作ることだとは思う。内田樹は「コミュニケーションをつきつめると自分を閉じこめているドクサの檻から自分を解放すること」だと言っている。何を言っても傷つかない、受け入れてもらえるという実感させること。相手にもたれかかること。
台詞のやりとりを考えると、もたれかかっているか相手に委ねているかがコミュニケーションが成立しているかの尺度になる。ますます自意識は余計だ。役者の。
遊びの要素が入るとしゃべりやすい。遊びは人を没我に誘うからだろう。中学生にうちは笑うとか泣くとかそういう練習しないんだよね、と言ったらなんかほっとしていた。