シナイの王国

演劇部顧問ナカムラのあれこれ

劇評あります

劇評あります。「しのぶの演劇レビュー」http://www.shinobu-review.jp/まさか山梨県大会の劇評が「しのぶの演劇レビュー」に載るとは。
山梨県大会の審査員は劇作家の篠原久美子さん、演劇ライターの高野しのぶさん、三島南高校の山口先生(島根全国大会「うぉーっっ」ですね)これはある人が言うにはブロック大会並みですね、ということでしたがその通りです。
篠原さんは広島の大会での様子を聞いていましたのでぜひと思っていました。これはもう噂に違わず素晴らしい講評でした。ものすごく勉強になりました。
ただ事務局として今回の審査員の目玉とでも言うべきは高野しのぶさんでした。まったく偶然から知り合い、いいえ、知り合うというほどのことでもなく、何を隠そうきっかけはツイッターでしたが、ぜひにと思いお願いしました。快く引き受けてくださって本当に感謝しています。
高野さんは年間250本から300本観劇される有名なシアターゴーアーです。とにかく現代演劇に造詣の深い、現代演劇の潮流にどっぷり浸かっている方に高校演劇を観ていただきたい、というのが長年の懸案でした。高野さんは望んでいた以上の存在でした。
高校演劇のこれからについて、どう変わっていくかはよく分かりませんが、大きな要素となってくるのは、わたしの考えでは、審査員と会場であると思います。
会場に関してはぼちぼち、ほんとうにぼちぼち、ライト級大会というのを始め、うれしいことに高校演劇サミットにも参加させてもらいます。
審査員に関して、これにも多少考えがあります。ひとつは高野さんのような今まで高校演劇に縁のなかった方に来ていただく。それからオーソドキシーと前衛のバランスを取った専門審査員を招く。特に現代口語演劇以降の、最前線でからだ張っている方に高校演劇に来てもらう。
審査員に関してもうひとつ。われわれ顧問審査員について。審査はともかく、講評は研修があってよい。するべきだ。自己研鑽は当然だが、研修のプログラムを考える必要がある。生徒講評委員も指導を受け、どう講評すべきかずっと考えています。
もちろん自分のたいへん狭い経験の中で思っていることであるので、もうそんなことはどこかでおこなわれている、不勉強だ、と思われるかもしれませんがどうぞ諸先輩、ご教示お願いします。