シナイの王国

演劇部顧問ナカムラのあれこれ

稽古開始

昨日は演劇部新年会。奥さん共々部員のお招きを受けすたみな太郎へ。部員はその後初詣でした。
今日は初稽古。午前は抜き稽古、午後から基礎を少し。歩いたり声掛けしたり。身体も動くので安心する。明日も抜き稽古。
相手を見たり声をかけたり、舞台で人を意識して演じることは大変だと思う。意識を外に向かわせるよううにしたいのだが、すとんと腑に落ちるような訓練はないものか。そんな技も力もないので、いつも部員と試行錯誤だが、先生のやりたいことを部員が探り出そうとしている様子が分かって助かる。いったいこの人は何を言い出すのか。という視線を感じ続けた何時間かであった。
明日の稽古では気持ちが外に向いて芝居してくれればいいと思う。自分のことにしか興味がないのは傍で見ていて困ってしまうので。
今日面白かったのは、「やる気がないのにあるように見せる」のと、「やる気があるのにないように見せる」のでは、後者の方がやりにくいということ。口を揃えて言っていた。現実の生活で求められるのは、人にもよるけど後者の方が多そうだ。偽善と露悪とでも言いましょうか。佐藤信夫の説である。前者は「まことしやか」後者は「わざとらしさ」であろうか。部員は難しい難しいの連発だったが結構できてたよ。