シナイの王国

演劇部顧問ナカムラのあれこれ

白泉社問題

マンガに関しては「おい!ピータン」以外もう何にもフォローしていない。いちばん盛り上がったのは「花とゆめ」創刊前後か。
芝居を作るとき意識に置くのはこれはもう大島弓子で、ディープなマンガ読みも小学生も夢中になれる。
それはもう大人の、できたらシアターゴーアーの鑑賞にも堪えるというのが目標なのだが、といってはじめての観劇体験の一年生部員のクラスメイトとか、中学生とか、孫の晴れ姿を見に来た部員のおばあちゃんにも(公演前はメール打ちまくり、家族知り合いにはみんな来てもらうよう頼み込む)楽しんでもらうのも本意である。

尊敬する畑澤聖悟先生の言葉であるが、お客さんに向かって、「全部わかるはずだッ、なんでワカンナイんだッ」なんて考えない。わかってもらうように作るのであるが、それとは別に、「わからないなりに面白い」ように作るのが芸であるのだ。

そういうことで「わかってもわからなくてもとにかく面白い」ように作りましょう。