シナイの王国

演劇部顧問ナカムラのあれこれ

渡良瀬橋

渡良瀬橋もそうだけど、天才森高千里の歌に出てくる女の人は、たいてい郊外型の生活を満喫している。都会、あるいは町中に働きに出たり、遊びに行ったり、買い物したりしているが、基本の生活地盤は地元にある。地元のツレとの河原のデイキャンプは年中行事だ。
全国各地に国道のバイパスができて、ロードサイド店がたくさんでき、都市の空洞化が始まって、車でどこへも出かけるようになった。そういう消費生活を楽しんでいる地方、都会へはぎりぎり通勤圏の半田舎で原付乗って、そのうち軽自動車買い、年1回海外旅行行くような生活。ロードサイドのファーストフードはよく利用するけど、有名イタリアンにも行ったことがある。ふだんはイオンに行くけど、お町に出たら紀ノ国屋にも入る。
こんな生活を歌に乗せたのは森高千里が初めてだろうから、あまり(流行の)音楽は聞かないが、やけに印象に残っている。