シナイの王国

演劇部顧問ナカムラのあれこれ

テント

県の高校総体は県下の高校が小瀬スポーツ公園ヴァンフォーレのホーム)の芝生広場に
本部テントを張り、各会場からの試合結果を掲示する。
他の県にもこのような行事はあるんでしょうか?
声は多少良くなり、少し声も出る。ただ電話は分かりにくいそうだ。
どこまで小さい声で授業ができるかトライしている私なので、
声帯は温存しているのだが、数年に一度こんなことになる。

いつかも全く声が出なくなり、一応一年生の授業に行くだけ行ってみた。
教室に入るとまあ静かにはなる。起立礼着席、出席簿を付け、一同を見回し、
黒板に向かって「実は声が出ない」と書くと、ほっとしたようなどよめきが起きる。
生徒は次は何をしだすか興味津々である。
古典の教科書を取り出し、先日終わった範囲のページを見せる。そうすると
一番前の勘のいいやつが通訳を始めた。「このページの、文章を、ノートに、写し、
品詞分解をする」机間巡視(こういう言葉があるのよ)をしながら
かすれ声でやり方を一言二言教えると、すぐ隣の席の者が取って代わって教え出す。
何とか一時間もって、チャイムが鳴り、クラス理事(委員長)に目配せをすると、
号令がかかった。そのすぐ後に一番前に座っていた女子生徒の言葉は忘れない。
「品詞分解ってこうするんだ、初めて分かった。」
口をきかない方がいいらしい。