シナイの王国

演劇部顧問ナカムラのあれこれ

部活動

学校では生徒会主任をやっている。生徒会活動全般が仕事であり、
部活動とか学園祭とか担当するのだが、最近活動時間が守られていない、
早く帰りましょうなどと言ったりしなければならない。
いきおい自分のところもそれほど無法なこともできないので、
早く帰るようになった。どうしても学園祭前など部活を見れないことが
多く、演出も含め任せることも多くなる。
まあなんとかうまく連携をとらなければということで工夫するうちに、
ある程度任せても、多少時間が短くてもなんとかなってきた。
なるべく早く帰って本の一冊も読んだ方が生徒顧問お互いにプラスになる。

さて生徒会主任の一番嫌な仕事と言えば部活顧問のはり付けだ。
専門のいなかった山岳など、去年までたらい回しだった。
その時期誰かに声をかけると、「何ですか!」と固い声が
返ってくる。「ホチキス貸して」だったのに。
きっと嫌なんだろうなと思いつつえい!とばかりに
はり付けちゃう。あとは校長任せである。任命は校長、とはいえ
みんなおれがやっていることを知っている。

自分が異動して、幸い演劇部のある学校であったとして、
それまで丹精してきた顧問に「どいて。」とはとうてい言えない。
(前任者がどいてくれれば話は別だが。)副顧問に名前入れといて、
と頼むしかない。主顧問は山岳部でもなんでもやるから。

事情を知らないので何とも言えないが、前青森中央の畑澤先生が
演劇部顧問を外れた一件を思うと複雑な気持ちだ。
原則は大事であり、どちらというと原則優先の判断をする方(演劇など
しているにもかかわらず)だが、それもその原則が有効にはたらくことが
大前提だ。もしもひとり一部で決まっているから、などという杓子定規な
ことだったら口惜しいことこの上ない。