シナイの王国

演劇部顧問ナカムラのあれこれ

アクセント

擬音を使うのが好きな人というのがいて、よく「しょえー」とか「ズルッ」とか口に出しているが、最近は困ったり焦ったりしたときに「プギー」というらしく、廊下を歩いていると明らかにある種の嗜好を有した生徒、見るからにあの趣味の人が「プギー」と言いながら走っていった。
ちょうどその時、廊下の一方では、とりあえず「私は本気ではない」「何にも力を尽くさない」ことを表明せずにはいられないという人、地元のツレに対するメンツを生活の指針とするタイプの人が、「たりー」と言いながら歩いていた。
「プギー」と「たりー」、アクセントが同じだ、と思って妙におかしく、みんなに話すのだが、この面白さをだれとも共有できていない。

廊下の両端で、オタクがプギー、ヤンキーがたりー。アクセントは同じ。
もうひとつ審査員受けが悪いのはこういう面白がり方のせいだろうか。