今から書くことはそうとう分かりにくい。うまく伝える自信はない。
これこそ悪魔の所業、というのを目撃してしまった。
校舎の中の廊下に曲がり角に、照明のスイッチがあり、中廊下、北廊下、特別教室の廊下、と３か所の電灯が点く。廊下だからそれこそ蛍光灯何十本にもなる。昼間のことなのでもちろん消えていた。
教室移動で生徒が急ぎ足で通り過ぎていく。と、特別教室の方に向かう生徒の中の女子が一人、通りすがりに、立ち止まりもせずに、照明のスイッチをすべてオンにしたのだ。
声をかける間もなく、照明は点き、生徒は角を曲がって消えていった。
いやこれを悪魔の所業と言わずにおれようか。あの人はそこらへんのスイッチをみな点けているのだろうか。これは怖い。あまり表には出て来ないが怖い。こういうのは相当陶冶性が低いのではないだろうか。
そういえばいろいろ必要もないのに電灯が点いていた。あれは切り忘れと思っていたが点けて回っている生徒がいるのかもしれない。
怖いと思うのだけど伝わりました？脚本に使うかも。
