シナイの王国

演劇部顧問ナカムラのあれこれ

試験期間中

部活は休み。
なんやかや、原稿の〆切などが重なる。
ぶらぶらしていなければ、終わるはずだったものばかり。

一日の結構な時間を与太口を利いて過ごす。
試験前で他の教師のところには質問の生徒が引きも切らない。

今年初めてとまでは行かないが、久しぶりに質問の生徒が来た。

「このとき、わたしとはだれか、という問いは背景へと遠ざかる」というのはどういうことですか?

ああ、現代文の教師はほんとうに、なんというか、しんきくさい。
なんだか非常に浮世離れした話のようで気恥ずかしいが、ことさらに大きな声で説明する。

そうか、関係性のなかでわたしが存在するからなんですね。
そうそう。

難しいことやってるよね。