日本文学などを専攻し、国語など教え、演劇をし、脚本など書いているくせに、
どうも比喩というものが苦手である。
三島由紀夫の華麗な比喩を読むと感心するが、
自分では書かないし、比喩を目にするとはっきり不愉快になる。
脚本にも極力書かない。
見立てはする。
似合わない白衣を着ている人に、「田舎の薬剤師」、
泣きの台詞回しに「セレモニーホールのお通夜の司会」
これは見立て。比喩ではない。
うまいことは言いたい気がすこしあるが、こじゃれたことは言いたくないのだ。
韻文的な表現をしないでどこまでできるかが課題です。
本日上演順の抽選です。