シナイの王国

演劇部顧問ナカムラのあれこれ

試験期間

定期試験前で部活は休み。

夏休みの予定も部員に配った。
テストあとに4日。
舞台技術講習会に2日。
演劇講習会に2日。

お盆明けの課外の午後に6日。

ほとんど学園祭公演の経験しかないのにいきなり大会だ。
5人出たいというので5人出す。

スタッフもたしかに大事だが、オペレーションはうちの場合
難しくない。たいへんなのはプランニングだ。
プランニングはもちろん部員がやる。
オペレーションは誰でもできるが、プランニングはその芝居が分かっていないと。

そう言えば、甲府昭和でもどこでも、とりあえず出たい人は全員出してきた、というか、
役を作ってきた。あて書きのいいところだ。
上手い人しか出さない、という考え方もあるだろうが、
むりやり舞台に乗せられるレベルに引きずり上げる、または、
舞台に乗せられるレベルのことしかやらせない。

おばあさん役を振られて、がんばって、おばあさんらしく見えるようになる、
つまりおばあさんの真似が上手くなる。ぼくにはこれが楽しいとは思えない。
役作りということに重きを置かない。その人が現れるようにしたい。

作った役より、あなたの方が面白いよ。その、人の悪そうなところ、とか、
妙なところで意地を張るところ、そのくせ怠けるのが好きなところ、やけに
気のいいところ、その他いろんなところが出てくるといいね。
だいじょうぶ、それらしく見えないのは困るけど、そういう人もいないわけじゃないから。
役作りはそれで十分。

それにしても次のはどうしようか。
1 場面が100ある芝居。
2 役が100ある芝居。
というのをやってみたい。