シナイの王国

演劇部顧問ナカムラのあれこれ

得意なこと

シナイの王国のシナイはシナイ半島のシナイではなく、あれもしない、これもしない、
のシナイであり、ほんとうに得意なことしかしない。
これはもう苦手なことをしてろくな目にあったことがないので。
歌ったり踊ったり、語ったり嘆いたり、卑下したり自慢したり、苦手だなあ。

というわけで、「なぜ演劇をするのか?」というのはさほど難しいことを考えようと
しているわけではない。演劇をしようとしているのになぜ映画の方が得意なこと、
つまり演劇の苦手なことをしようとしているのだねチミは?ということを言いたい。
そうかそんなに言いたいことがあるのか?それでそんなに台詞が長いんだね。
それは小説の方が得意でないかね?
捨てられた仔猫の話?仔猫見せた方がいいんじゃない?映像の方がいいんでは?

では演劇が得意なことは?

それはいろいろあるが一つは生であることだ。今、目の前で行われているということ。
ということは、身体がそこにあることだ。
なぜ演劇なのか?演劇の得意なことをするためだ。
目の前で、生の人間が行っている、のを最大限に生かすには?
やはり身体だ。
言葉と身体の関係を考える必要がある。つまりは言い過ぎないことだ。