【短歌①Ａ 題詠「先生」改作前】マナミ（内藤（改作・本山））
きらめいた瞬間の尾をつかまえて先生と見るせせらぎの底
【短歌①Ｂ 題詠「先生」改作後】マナミ（内藤）
一瞬の尾のきらめきをつかまえて先生と見るせせらぎの底
【短歌②Ａ 題詠「先生」改作前】リホ（本山）
「先生」と呼べば振り向く人がいて春の廊下はあたたかくなる
【短歌②Ｂ 題詠「先生」改作後】リホ（本山）
先生、と呼べば振り向くひとのいて春の廊下はとけだしてゆく
【短歌③Ａ 題詠「先生」改作前】アリサ（本山）
先生と話すときわたしの声はいちばんきれいに響く気がする
【短歌③Ｂ 題詠「先生」改作後】アリサ（本山）
先生に会うとき僕の声帯はいちばんきれいに動く気がする
【短歌④】リホ（本山）
きらきらとフライドポテトの降る夜に憧れるってこんなに綺麗
【短歌⑤】アリサ（本山）
鈍行のかたちに雨を切り取ってどうしてもここにいなきゃならない
【短歌⑥】マナミ（内藤）
進んでるつもりはなくて雨の中まだ決めなくていいことにしている
【短歌⑦ 題詠「冒険」】マナミ（本山）
たぶん無敵だね、わたしたち制服のプリーツに冒険織り込んで
【短歌⑧ 題詠「冒険」】リホ（内藤）
ローファーに泥はねの跡足先に星空うつして歩く冒険
【短歌⑨ 題詠「冒険」】アリサ（内藤）
とびだせば冒険君のまばたきの刹那にひかる雨を見ていた
【短歌⑩ テーマ詠「希望」】キツカ（内藤）
稲の花みたいに地味な僕だけどきっと咲くから見ていてほしい
【短歌⑪ テーマ詠「アイドル」】マナミ（本山）
ほんとうはきみと一緒に帰りたいきらきら仕舞うステージライト
