シナイの王国

演劇部顧問ナカムラのあれこれ

イナバ

さすがイナバ、すごい収納力である。1時間半で終わらせるという宣言通り片付けを済ませる。
ここでまた活躍したのが去年倉庫の片付けに辣腕をふるった彼女で、入部当初それまでの演劇部のていたらくに家に帰って涙したという体験の持ち主だ。そのころはまだ当時3年の先輩がやることないからトランプやろうとか言ってた。
先輩の思い入れとか思い出とかばしばし切っていくので、あのときのあれとか例のあれとかそんなものは関係なくどんどん捨てる。一年ながら片付けのリーダーに任命し、まだ先輩たちの思い出が少し残る当時の二年生に有無を言わせず倉庫の片付けを済ませたのだった。
今年も捨てる捨てる、おかげで身軽になった。

そう言えば去年の学園祭、OBたちが来てくれて「南高の伝統を残してほしい」と言ったが、伝統も残すからナグリくらいは残してほしかった。まあずっと続けていてくれたおかげでこんな立派な稽古場を使えるのでありがたい。トランプする伝統はなくしたが、生徒創作は続けてるよ。