シナイの王国

演劇部顧問ナカムラのあれこれ

上演間近

これが最後の脚本直しと宣言してから5日。いっこうに60分を切らない。切らないのはそのたび理由があるのだが、あとはこの土日に通しをし、18日のリハにはなんとか時間を浮かしてゲネプロをする、と。ああ、17日には校内で最終リハーサルをすることになっているのだった。
大会の準備もある。弁当の注文だの、感想ボードのパネルの手配だのなんだか細々したことがどっさり。6年前はどうしていたかというと前週にはさいたまの北関東大会へ行ってた。たいへんだろうと思って道具のない芝居をしていたのだった。「全校ワックス」だ。
今年は学校が替わったのだが、今度のとこは代々生徒創作をしていて、関東で創作脚本賞も受賞しているし、みんなその気になっているのだが、生徒主体でやっているところの大変さ、ノウハウが伝承されない。夏からやってもなかなか脚本が上がらない。それでもプロットは全部生徒、あとは稽古で磨いていった。うまいとかよいとか賞とかよく分からないが、また、すごく下手だが、これは観ていておもしろい。前任校でやっていたこと(特にこの1,2年)とは、だいぶ違うと思うのだが、似ていると言うひともいる。
なにすればいいか気は急くし、ばたばたしてほんとうに嫌だが、ものすごく楽しみで、会場に人さえ入れば言うことはない。すごく受けると思う。この感じも6年前といっしょだ。
演劇の大会は同じ大会でも同じ基準では選考されないだろう。やろうとしていることも成果もあっち向きこっち向きしているので、集合かけて背の順に並べ、と言って大きさを測るようなわけにはいかない。審査基準など決めようものならみんな同じようになってつまらないので、なるべく変わったのが出てきてバラバラな13本が来ますように。前から見れないと思いますが。