シナイの王国

演劇部顧問ナカムラのあれこれ

「全校ワックス」発表

「全校ワックス」の発表を観る。2グループ目。みなせりふの言い方に意識がいっている。つまり自分の内側に気持ちが行っていて外に向かわない。舞台上で鈍感になっている。そこに生きて生活している人がどのような存在であるか、それはその人が自分の外側にある何を感じているか、外部とどのような関係を結んでいるか、によって表現される。が、舞台で自分のことばかり考えている人は、もちろん普段から自分のことばかり考えている人はおもしろくないんだな。つくづくせりふは言ってるときより聞いてる方が大事と思う。存在=関係であり、関係を結ぶ、関係が結べない、関係を結びたい、関係を結びたくない人々、ということを「全校ワックス」でやりたかったのだ。
内省的であってはいけないわけではない。内省的な人ほど外部に開かれている場合も多い。外に意識が向かない人は自分に対しても鈍感である場合が多い。
それにしても自己表現ということば、うさんくさい。