シナイの王国

演劇部顧問ナカムラのあれこれ

新歓間近

一日稽古。なんやかやあって午後から出る。舞台と客席の建て込み。と言っても普通教室に平台を持ち込んで客席、裸舞台にテープを貼ってエリアを区切った舞台である。スタンドスポット、音響を置いて終わり。部員のつくった短い劇のつなぎの部分を付けていく。勘がよいので助かる。敷居は低いが新鮮な感じというのは難しい。敬遠されても困るしなめられても困る。
昨日は部活休みで家にいた。奥さんが卒業式で着た着物を桐の衣装箱に入れ、天袋にしまってくれと頼まれたので椅子に乗ってしまおうとしたら、いきなり椅子の脚が折れた。そのまま桐の箱の上に前向きに倒れた、というか落ちた。顔からである。桐の箱はバラバラである。顔には一筋切り傷。あとはあばらがちょっと痛い。しばらくびっくりするやら痛いやらであちこち歩き回り、居間で横になる。よかったのは着物をしまう箱が桐でできていたことである。樫ならいまごろ入院だろう。素晴らしい日本の美。