シナイの王国

演劇部顧問ナカムラのあれこれ

関東大会二日目

朝からいきなり電車の上り下りを間違い、逆方向に一駅乗る。戻りの電車で林成彦さんとばったり会う。部員喜ぶ。
部員は一本目の竹園高校を観て準備に入る。少々早いか。自分たちで決めたスケジュールである。任せよう。その後彼女たちとはしばらく会わない時間が続く。3時頃練習室に行ったらアップしていて思わず久しぶり、と言ってしまった。こういうとき顧問のすることはあまりない。
渕野辺、馬橋を観てリハーサル室へ。楽屋と荷物置き場、リハ室を行ったり来たりしながら時間をつぶす。あきらかに邪魔な感じである。
練習でやったことしかできない、しゃべりかける相手に届けば客席にも伝わる。稽古通りの声でやれ、と念を押す。この劇場は声を張ると聞こえない。
本番は上々である。よくやった。部長が涙ぐんでいる。そりゃあ怖かっただろうな。1000人の前で。客席の反応もよかった。
終わればいつものばたばたで泣いている暇はない。荷積みをすます。
生徒講評委員の講評を楽屋のモニターで聞く。これだけわかってくれればありがたい。そうなんだ、何も解決はしていないんだ。客席に回って審査員の講評である。どきどき。時間も押していたが、石原哲也先生の講評はあっさり。
さて、結果発表。部長の隣で聞いた。一番はじめに名前を呼ばれた。最優秀賞である。部員一同、声も出ない。表彰式、電車乗って帰って、夕食、コンビニに買い出し。生徒はしずかに一部屋に集まりお祝い、のようである。