結局リハのリハといっても建て込む道具があるじゃなし、稽古でいつもやっていた、幕裏行ったり来たり小道具仕込んだり立ち位置決めたりがリハでやることのほとんどで、袖幕の位置も小道具の置き場もどの幕から出入りするかもいつの間にか部員が決めてあり、これでいいかということになった。リハ進行表読み合わせして終わり。
通し稽古は５９分１８秒で、台本少しいじって初めての通しだが、時間が収まってよかった。芝居としては今までで一番良い。いやあ面白い。下手なのは下手でありそこはあまり変わらないのだが、なんというかこの観ていただいた方ご存じのあちこちとっちらかった台本を、彼女たちなりに咀嚼して、もうこの人たちにしかできないだろうという芝居にしている。ダメ出しらしいダメ出しもなく、いやこれからはノートということになっているがノートもなく、褒めて終わり。賞とかともかく楽しんでもらえそう。
渡された紙を見ると、指示してもいない部屋割り表で、後はホテルで部屋番号書き込むだけだ。よくできた部員である。
