シナイの王国

演劇部顧問ナカムラのあれこれ

シチコクヤマビ ョウイン

そう言えば、マコト先生のところで話題のあの先生は夏の全国の研修会で、最近の脚本は台詞が短い、きっと論理的な思考ができなくなっているからだ、とおっしゃった方ではないか。あのあと会う人会う人あれはナカムラさんのことだ、と言われた。たしかにあまり論理的な思考はできないが、先生はわたしのことなどご存じないだろう。いや今度の芝居をぜひ観てもらいたい。なにしろ電報のような、と評された台詞である。

部員は先生、電報って何ですか、と言っていたが無理もない。おれさえもらったことも出したこともない。かろうじて知っていた生徒は、七国山病院から届いたあれですよね、と言っていた。

それにしても、だ。「人生に相渉るとは何の謂ぞ」あるいは「紅旗征戎吾が事にあらず」である。