シナイの王国

演劇部顧問ナカムラのあれこれ

不在の人

本日二回目、隣町の中央市にあるスタバで、今度はプラスティックのカップ
入れてもらい、テーブルにノートを広げ、脚本を考える。
今度は木を立てたい。というと戸外か。戸外は難しい。
どうせなら草木で埋めたい。
1時間なら1時間、そこにいないとならないが、いるには理由が必要だ。
いる理由がないなら一刻も早く出て行きたい。
果たして草木で埋もれた「そこ」に、1時間いる理由があるだろうか。

不在の人に支配され、その場に縛り付けられる、という舞台がある。
春の全国で観た川之江の「花柄マリー」はまさに不在の人に支配される
舞台だったが、不在の人にリアリティを持たせるのは相当難しい。
「靴下スケート」で190cmある担任、とか前の真面目な家庭教師、とか
不在の人が出てくるが、うまくいったかな。なぜ190cmあるのかは
自分でも分からない。

そこにいる理由と言えば、やはり春の全国の青森中央の「最終試験場の9人」。
演劇的な設定の最たるもので、「感動させなければ全員不合格」「8人のはずなのに9人いる受験生」
これだけを書いただけでもすごい芝居と分かる。面白くないわけがない。
見事に1時間そこにいる切実な理由がある。

自分のとこのは進まない。