明かりの吊りこみを終え、配線をして調光機につなぐ。一回路、OK。次、OK。三つ目、あれ?ヒューズがとんでいる。
よくあることだ。予備は?あった。入れ替えて。
とんだ。
しょうがない。回路に余裕があってよかった。こっちにして、と。
とんだ。
あれ?じゃ、こっちで。
とんだ。
魅入られたように次の回路でも試してみてやっぱりとんだ。
漏電だ!灯体を替える。でも調光機のヒューズが全部とんだ。公演まで二日だ。
しょうがないので照明会社に電話し、調光機を借りる。なんと30分で持ってきてもらえた。
まあ県民会館がなくなる時にもらった1957年製の灯体だ。漏電もするか。しかし感電しなくてよかった。とりあえず疑惑の灯体を洗い出しバッテン印をつけておく。
それにしてもまた稽古の時間が減った。