シナイの王国

演劇部顧問ナカムラのあれこれ

大会まで

そうだ、そう言えば今までこれを頑張った、と胸を張って言えることは何もなかった。
ほんとうに最後まで息を抜かずに、とか、ここをあと一踏ん張り、とかいうところで、
息を抜いたり、踏ん張らなかったりしてきた。遠慮謙遜はしないことにしているので、
これは掛け値なしのところであり、ほんとうに我慢が苦手である。
また、逆境に弱いだろうなと思うが、逆境らしい逆境を経験したことがないのでよく分からない。
仕事も割りに楽にやっている。すみません。

演劇にしてもそうだ。詰めが甘い甘い。悪い言葉で言うとやり口が下手だ。
演劇下手。よく分かっている。ということで一所懸命、頑張らなくても、
詰めが甘くても、下手でも、面白くなるような舞台になるように、
日々考え続けている。

毎日休まないで、汗を流すのは自分でも無理だ。きっと嘘をついて、
おなかが痛いんです、休むだろう。休んでもできること、あるいは、
がんばらないでも休まないでいられるようにしよう。

大会の参加校が減っている。つらいので出ない、という部もあるらしい。
好きで入ってきたのにつらいのは可哀想だ。
みんな面白い演劇を、楽しく作ろう。
そのためにはちょっと工夫がいるぞ。

そうだ、努力はしないが工夫はしていた。受験その他これで乗り切ってきたんだった。